子供が片づけないからって親ばかりが片づけていませんか?
「片づけなさい!」の声かけできちんとお片付けができる子供が一体どのくらいいるでしょうか?
子供とできる、お片付けの方法や声かけの仕方があります。
子供と一緒にお片付け!
ゴールを決めよう
人はどうしてもやりたい!やろう!といった強い気持ちや目的がないとなかなか行動にうつせません。
子供は、片づけの必要性を感じていないのかもしれないし、片づけのやり方が分からないのかもしれない。
例えば、「ゲーム関連の道具が色々な場所にあったら使いにくいよね?使う時に探さないといけなくなっちゃうよね?だったらゲームの道具を集めてここに置くようにしない?ゲームの種類別にしたらもっとわかりやすいよね」
など、実際に子供がもっと使いやすくなるよ、楽になるよという良さを伝えてやる気になってもらわないといけません。
この片づけが終わったらおやつを食べよう!など、なにかご褒美で動機付けするのもOKです。
どっちが早く片づけが終わるか競争したり。
やるんだったら楽しくお片付けしたいですよね。
子供の「片づけ」の問題を明確にして、その解決方法を提案すれば、結果的に本人も片づけが出来、使いやすくなるし、親も怒る必要がなくなります。
子供グッズ選抜会議をしよう
おもちゃ、学用品、衣類関連 どれにも共通することですが、できれば子供と一緒にやってみましょう!
子供部屋全部に手を付けず、まずは1つのジャンルから。
①よく使う、好き
②あまり使わないモノ、シーズンオフ
③使わないけど、とっておきたいモノ
④旅立たせるモノ
4つのカテゴリーに分けてみて下さい。
この時、親の「高かったのに」「〇〇さんからもらったのに」という価値観はいったん横に置いておきましょう。
あくまで子供に必要・不要の判断をさせることが大事。
いつまでも親が面倒みてあげれるわけでもないです。
子供が自分で判断する力を養うトレーニングです。
子供が片づけやすい収納を
分類ができたら収納していきます。
モノの住所を決めていきます。
「収納」というと、使わないモノを押し込む、実際使っているモノはすべて外に出ているというお家がよくありますが、 必要なモノを収めるのが収納です。
まずは①を優先席に収納してください。
②と③は納戸や押入れに収納することも可能です。
児童館のおもちゃ収納です。(掲載許可いただいています)
不特定多数の子供が遊ぶ児童館。
自分たちでおもちゃの片づけができるようにパッと見てすぐ収納場所が分かる、棚収納になっていました。
また、棚の中もギュウギュウに詰め込まず、すき間があることで、子供でも中身が見つけやすく、片づけやすい収納になっています。
片づけが苦手な子供には色別のかごで分類する、しっかりラベル(名前)を付けるというのは基本です。
子供のラベルなので、写真やイラストなど、子供の意見を聞いて遊び感覚も取り入れて。
選抜会議のタイミングは?
子供とお片付けのタイミング、年に何度かあります。
■お誕生日、クリスマス前・・・おもちゃの選択会議を是非やってみて下さい。スペースは決まっている、これ以上は入らない、けれどお誕生日やクリスマスプレゼントが来る、じゃあどうしたらよい?というところからスタートです。
■夏休み・冬休みに入ったら・・・学用品のお片付け。新学期を迎える前に中身の確認をして、足りないモノのチェックもできますね。
■春休み・・・新年度に入る前の時期、学年が進級するだけでなく、入学・卒業の節目になりますよね。この時期も今後の生活スタイルが変わることが予測されますので、お片付けのチャンスです。
一気に整理するのは難しいので、少しずつ、まずは引き出し一段から始めてみましょう。
片づけができたら、沢山褒めてあげてくださいね。
「お片付けって楽しい!」「お片付けってなんかスッキリする!」と感じてもらえたらうれしいです。
東京大田区の整理収納アドバイザー。福岡出身東京在住。転勤族育ちで転勤族の妻となり多数の引っ越し経験あり。100件以上のお宅へ行き、片付け苦手さんをサポート。長年の事務職経験から個人事業主様の書類整理や管理方法のアドバイスも手がける。整理収納アドバイザー2級認定講座の講師としても活動中。
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